sat's blog

2013/02/14

映画『レ・ミゼラブル』を観る

映画『レ・ミゼラブル』を観た。
これまで『ああ無情』を含めて観たり読んだりしてこなかったので、今更の感がある。
映画としてはよくできているのだろうが、「フランス革命」「6月暴動」の描き方に違和感が…。
原作を読むことにしよう。
(A)

2012/10/03

芳文社 Hobunsha Comics 『特攻の島 5』佐藤秀峰 著 を読む


本著は「週刊漫画TIMS」誌で連載された作品をまとめ2012年に単行本として刊行された。

この作品は実際にあった特攻兵器「回天」を元に作られている、作家の選んだことは極限におかれた人間の姿なのだろう。
作家が『ブラックジャックによろしく』などで描いてきたものをピュアに描き進めて到達したものであるわけだ。
作家は実生活においても出版界との「闘い」を繰り広げている。
作家自身も作家が描く作品の登場人物の闘いとリンクしているような感覚をもつ。
作品はどこに行くのか、作家はどこにいこうとしているのか、眼を離すわけにはいかないようだ。
(A)

2012/10/01

徳間書店 RYU COMICS 『青空にとおく酒浸り 7』安永航一郎 著 を読む


本著は2011年から2012年にかけて「月刊COMICリュウ」に掲載された作品を2012年に単行本として刊行したものである。

この作家の“下劣”ぶりは健在である、これは褒め言葉。
元気があって結構なのだ。
ここまで正々堂々と“下劣”を発揮されると、天晴れとしか言いようがない。
勢いがあって結構、けっこう。
(A)

映画『最強のふたり』を観る

映画『最強のふたり』を観た。
宣伝の影響か、この映画はコメディであるのかと思い込んでいた。
しかし、想像は良い方向に裏切られた。
重いテーマを深刻にならず描いていく作者たちの力に感心した。
ハリウッドに辟易している眼に新鮮に映るフランス映画である。
(A)

2012/09/29

講談社 モーニング KC2141 『BILLY BAT 10』浦沢直樹 著 ストーリー共同制作 長崎尚志 を読む


本著は2012年に「モーニング」で連載された作品を2012年に単行本として発刊したものである。

この物語はどこまで大きくなっていくのであろうか。
謎が大きくなっていくにつれて読者はひきつけられていくのだが、あまり大きな風呂敷を拡げられると不安になってきてしまう。
この作家には拡げるだけ拡げた大風呂敷をたたまずに物語を終えた前科があるだけに少々不安になってくる。
不安をもちつつ期待しているのだが。
(A)

小学館 BIG SPIRITS COMICS BC4664 『電波の城 17』細野不二彦 著 を読む


本著は2012年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌で連載されたものを2012年に単行本として刊行された。

いよいよ大団円かと思われた作品であるが、作家はもう少し終結を延ばすようである。
そのことで緊張が続く作品の質を落とさねばいいのであるが。
杞憂であることを期待したい。
(A-)

2012/09/28

小学館 BIG COMICS BC4668 『鉄腕バーディEVOLUTION 13』ゆうきまさみ 著 を読む


本著は2012年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌で連載されたものを2012年に単行本として刊行された。

10年に亘る連載も終結はずいぶんとあっけなく終わってしまった。
一部で噂された「打ち切り」がなんとなく真実味を帯びてしまう。
しかし、打ち切りとされてしまうような人気のない作品だったのであろうか?
すべての謎を解決したかといえば不完全さは残るが、作家はずいぶんと頑張ったのではないかと思う。
作家の次作に期待しようと思う。
(A)

2012/09/14

映画『TOTAL RECALL』を観る

映画『TOTAL RECALL』を観た。
『TOTAL RECALL』というと、アーノルド・シュワルツネッガー主演の作品を思い浮かべてしまうが、この作品は別物の傑作に仕上がっている。
やはり、フィリップ・K・ディックの原作『記憶売ります』が傑作だったということだろう、素材がよければ料理が旨いのである。
また、この作品に垣間見る『スター・ウォーズ』へのオマージュ、こうした過去の遺産に頼っていないで新しい作品に挑んで欲しかったと思うのは今の映画界には酷なのだろうか。
(A)

2012/09/10

小学館 BIG COMICS SPECIAL BCS4698 『ONE DAY IN THE LIFE OF IVAN DEJAVU イワン・デジャビュの一日』星野之宣 著 を読む

本著は1975年に「月刊少年ジャンプ」誌、1976年、1979年に「週刊少年ジャンプ」誌、1985年に「コミックトム」誌、1986年に「ビジネスジャンプ」誌、1994年に「田中芳樹読本」、1996年に「ヤングマガジン」誌に掲載された作品を2012年に単行本として発刊されたものである。

この作家の佳作を集めた作品集である。
年代的にも21年に亘る作品が集められているため、初期の作品には違和感を感じるのではないかと思う。
それにしても一貫してSFという舞台で創作を続け、質の高い作品を生み出してきた才能はうらやましいと思う。
(A)