sat's blog

2012/06/20

早川書房 ハヤカワ文庫 JA1061 『いま集合的無意識を、』神林長平 著 を読む

本著は、1996年から2011年に発表された短編を2012年に文庫本として刊行された。

昔、この作家の作品を読むのは楽しみであったが、今は闘いである、劣勢の。
作家の言葉に対するこだわりは凄まじいものがある。
作家が言葉にこだわるのを理解したのはもうずいぶんと前になるが、近年のこだわりには振り切られそうな気がしてならない。
作家は全力をあげて言葉にこだわる、それを読み解くことは心地良い勝負のはずであった。
作家のこだわりは凄まじい、全力をあげて読まなければ置いていかれてしまいそうだ。
最近の作品とは常に真剣勝負だ。
こんな緊張感のある読書は素晴らしいことだ。
(A++)

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