sat's blog

2010/03/10

朝日新聞社 朝日文庫 ほ-1-15 『冒険と日本人』本多勝一 著 を読む

本著は1968年に二見書房から、1972年から実業之日本社から刊行され、1986年に文庫本として刊行されたものである。

本著で作者は日本の5大冒険家を上げているが、意識的なのか無意識なのか自分自身を上げ忘れている。
本著を読んでいて、「反体制を気どる」自分自身を冒険家に属していいのかな、と思ったのだが、読み進めるうちに「冒険ごっこ」に過ぎない自分自身を発見して愕然とした。

本著は若い人、できるならばこれから社会に出る人に読んでほしい、そして考えてほしい。
人生半ばを折り返したものにとって、冒険を目指すことは理屈の上ではわかっているが、現実の問題としてしんどいのだ。
(A+)

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