sat's blog

2011/10/12

映画『無言館 -戦没画学生慰霊美術館-』を観る

映画『無言館 -戦没画学生慰霊美術館-』を観た。

勉強不足で「無言館」という美術館の存在を知らなかった。
当然、この映画の存在も知らなかったのだが、知人に誘われて観に行ったのだ。
題名から“反戦映画”だろうなと思っていたのだが、狭い意味での“反戦映画”ではないのが収穫であった。
「戦没者」という言葉は一般名詞であり、個人が出てこない。
この美術館は「戦没者」というひとくくりの言葉ではなく、「故人個人」に光を当てているから重みがある。
この作品は「無言館」をドキュメンタリーという手法で淡々と描き出しているため、「故人個人」の姿がよく伝わってくる。
天命を全うしておれば著名な作家となった戦没者も数多くいたと思う。
60余年前の過ちは現在の日本に大きな損害を与えてもいるのだ。
過ぎ去った過去は元に戻すことができない、俺たちにできるのは未来への道を誤らせないことだと思う。
(A)

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