sat's blog

2010/06/05

第35回『視点』展を観る

第35回『視点』展を観に行った。
『視点』展は最近の写真展では珍しくなった世の中に目を向けた写真展だと言われていた。
しかし、今回の『視点』を観て、欲求不満になってしまった。
写真は記録の芸術であるから、時には数十年前の作品が入選することもあってもいいとは思う、しかし、入賞するというのはいかがなものだろう。
入賞・入選した作家たちに現在の問題に目を向ける気があるのだろうかと問いたくなった。
現在の問題・怒りを記録する姿勢がないがために、近年の写真はつまらなくなってきてしまっているのではないだろうか。
技術的にはすばらしくても「私写真」は観たいとは思わない。
現在の怒りがオーラとして発せられているような作品が観たかったと思う。
(B)

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