sat's blog

2011/08/06

『第21回JRP東京写真展』を観る

『第21回JRP東京写真展』を観た。
俺にとって、この写真展は他の写真展とは意味合いが違う。
俺はJRP(日本リアリズム写真集団)の会員であり、JRP東京協議会の構成員であり、この写真展の出品者であるからだ。

一見しての感想だが、JRP都協の量と質がここまで低下しているのかと呆然としてしまった、非常に複雑な心境である。
JRPは今、自らの現在での存在価値を問い直さねばならないと感じざるを得ない。
リアリズム写真運動は土門拳が先頭になって推し進めてきた運動だが、土門拳による「第一次リアリズム写真運動の終結宣言」で先生の主導する運動から、われわれ個人個人が進めていく運動に発展したはずなのだが…。
いくつか観得るべき作品はあるのだが、全体としてみれば質的な低下があると言わざるを得ない。
これからJRPはどこに行くのか、俺はJRPの発展のためにどれだけの作品を作っていけるのであろうか。

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