sat's blog

2011/10/13

早川書房 ハヤカワ文庫 JA539 『我語りて世界あり』神林長平 著 を読む

本著は、1990年に単行本として刊行され、2010年に文庫本として刊行された。


この作家は言葉の持つ力に関心が高い。
言葉をモチーフにした作品は本作品以外にもいくつもものにしている。
作品の舞台設定はなかなか凝っているため、作品にのめり込んでいくのには読解力も必要になる。
読者を選ぶ作家なのかもしれない。
導入部では世界観がなかなかわからず苦戦したが、世界観がわかればどんどん読み進める。
もっと読んでいたい作品になった。
結末が比較的あっさり終わってしまったのが不満と言えば不満ではある。
(A-)

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