sat's blog

2010/01/01

小学館 BIG COMICS SPECIAL BCS1019 『宗像教授異孝録 4』星野之宣 著 を読む

本著は2005年から2006年にかけて「ビッグコミック」誌で連載された作品を2007年に単行本として発刊したものである。

星野之宣氏は以前から気にしている作家であった。
ただ、あまりにもたくさんの作家に手を出してしまうと収拾がつかなくなるので手を出さなかったのだ。
『ヤマタイカ』の時なども危うく手を出しそうになったのだが、何とか手を出さないで来た。
今回、読んでしまったのは弟が「間違えて2冊買ってしまったから」という理由である、ああ、これでまた箍が外れた。

星野之宣氏の作家としての力量は充分承知しているつもりである。
初期のころのSF作品、そして伝奇モノのストーリー構成は並みのマンガ作家でないことを示している。
こうした力量を持った作家がそれほど“売れていない”のは何故なのであろうか。
やはりSF、伝奇モノは“売れない分野”なのであろうか。

そんなことではないと思いたいのであるが、星野之宣氏の力量を見せ付けられて他に原因が思いつかないのである。
(A+)

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