sat's blog

2010/04/20

私は何に真剣に怒っているのだろうか

井上ひさし氏がなくなったのはショックだった。
氏の作品も、氏の平和運動に取り組む姿にも感動したものだった。

マスコミが流すたくさんの有識者の氏への追悼の言葉の中に、「怒りが作品に込められていた」というものがあった。
そうか、創作活動において想像力を掻き立てるものは「怒り」であったのか。
私の作品が人々の共感を得ないのは独りよがりの自己満足であって、作家の強い怒り、主張がなかったのだ。

しかし、「今の世の中はおかしい」と思いつつも怒りになるまで昇華させられない自分がいる。
これが井上ひさし氏と私の一番大きな違いなのだろう。
そうだ、「怒り」を持とう、探そう、自分自身の真の「怒り」を。
何かが変わるきっかけが得られたような気がする。

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