sat's blog

2010/06/09

小学館 YS COMICS 『太郎 1~24』細野不二彦 著 を読む

本著は1992年から1999年に「週刊ヤングサンデー」に連載された作品を1993年から1999年に単行本として発刊されたものである。

俺は昔から好きな作家の作品はすべて読まずにはすまないたちなのであるが、なぜかこの作品はこの作家の例外となっていた。
どちらかというとこの作家の初期の作品が好きなのであるが、この作品の前後からこの作家が主な対象読者を青年層に上げてきたことに違和感を感じたからかもしれない。

この作品はボクシングを描いてはいるが、スポーツ漫画ではない。
あくまでも人間「太郎」の成長物語なのである。

今回、ネット・オークションで全巻大人買いし一気に読んだのだが、24巻一気に読みきってしまった。
約15年前に違和感を感じた作品だが、やっと俺がこの作品を理解できるまでになったのであろうか。
この作家の他の青年向けの作品のようなひねりは少ない、まっすぐな作品である。
(A-)

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