sat's blog

2006/02/01

銀塩フィルムをなくしていいのか

フジフイルムが銀塩フィルム部門を削減するという。
コダックも大きくデジタルに軸足を移しているし、コニカミノルタにいたっては全面撤退を決めた。

京セラ(コンタックス)やコニカミノルタのカメラ部門、ニコンの銀塩カメラの削減はショックを感じたが、フィルムに比べると衝撃の大きさは違う。
コシナがツアイス・イコンを復活させようともフィルムがなくなってしまっては如何ともしがたい、兵糧攻めである。

私はキヤノンの Power Shot G2、EOS 10D、EOS 20D、IXY DIGITAL と使っており、デジタルの比重が大きくなっている。

だが、不思議に1970年代の金属写真機に惹かれてしまう。
いつの間にか、7S、F-1、FTb、EX AUTO、AE-1、A-1、NewF-1 とぞろぞろ集まってしまった。

今のオートフォーカスカメラ、EOS-1N RS、EOS-3 を使っていたほうがストレスなくたくさん撮れるし、失敗もはるかに少ない。
作品の撮影を考えれば間違いなく後者なのだ。

程度のいいカメラは中古でも値が張るが、プレミアのついたものでなく実用機なら何とか手が届く。
昔ほしかったが高くて手の出せなかった写真機を手元においておきたい、そんな気持ちがあるのかもしれない。

EOS-1N RS、EOS-3、EOS 20D でなく HEXER RF、CONTAX G2、RZ がここしばらく稼動している。
特に HEXER RF がいい。
アベノンスーパーワイド 21mm をつければフォーカスもそう気を使うことはない。

私は怠け者の気分屋である。
たまにリズムを変えて撮らないと、全然撮れなくなってしまう。
そんなときにはやっぱりデジタルでなく、銀塩、しかもマニュアルフォーカスなのである。

だから、フィルムは何を買っていいのか悩む、という楽しみを残して欲しいと思う。

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