sat's blog

2010/08/09

コニカミノルタプラザを訪れる

久しぶりにコニカミノルタプラザを訪れた。

コニカミノルタプラザ

〔ギャラリーA〕
二石友希写真展「See You In The Pictures 2010」

この作家のポートレートはモデルの一般的な完成されたイメージをなぞるのではなく、作家が自ら見つけ出したイメージを印画紙に焼き付けることによって成功している。
決して奇をてらうことなく、作家の素直な視線なのだと思う。
こういうポートレートならいい、撮ってみたいとも思う。
(A)

〔ギャラリーB〕
阪口智聡ピンホール写真展「時の旋律」

「ピンホール写真」の写真展なのだそうだ。
ピンホール写真に魅せられて撮り続ける人も多いというが、回折のにじみが多い不鮮明な写真のどこに魅力を感じるのか、私には理解できない。
この写真展に展示されている作品が、そういった低性能の“レンズ”を使うことにって効果的に演出された優れた作品に昇華できたのだろうか。
私にはとてもそうとは思えないのだが。
(C)

〔ギャラリーC〕
瀧浦秀雄写真展「東京物産」

この写真展は俺を当惑させた。
被写体の傾向が私と似ているのである。
ただただ東京にある異なものを撮る。
俺の作品が独りよがりで面白くも無いということがわかってしまったのだ。
異なもので人の眼を止める、その方法論は間違っていないと思うのだが、その先が必要だ。
それをわからせてくれた写真展なのである。
(B-)

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