sat's blog

2011/02/13

コニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。


コニカミノルタプラザ

〔ギャラリーA〕
菊池和子写真展 PORTUGAL -時との語らい-

とてもリラックスできる写真展である。
ポルトガルに住み着いてまでして撮った作品は“旅写真”なんかではなく作家の日常になっている。
作家の言う「スローな暮らし」が1枚1枚の作品から染み出てくる。
刺激的な“絵”はないのだが、これがポルトガルの“スローな姿”なのだろう。
少し軟調にあげたプリントも良い。
デジタル処理ではない銀塩の上手いモノクロームはとても美しい。
(A)

〔ギャラリーB〕
山﨑雅子写真展 せっせっせっ

背中をモチーフとした写真展である。
表情で語らず、人を背中で語らせるとはなかなか上手い作家だ。
この作品の背中は口よりも雄弁に語りかけてくる、成功である。
この写真展も銀塩モノクロームであり、これもとても美しく静かな作品だ。
(A)

〔ギャラリーC〕
川口和之写真展 PLATINUM FOREST

中版デジタルバックの写真展である、と言ってしまう。
プリントは、さすがは中版デジタルバックの実力を如何なくなく発揮している。
しかし、そこに写されている作品はどうなのであろうか、疑問が残る。
もちろん、基本的なテクニックを外すことはないし美しいのだが、もう一歩踏み込みが欲しい。
中版デジタルバックのショールームに来ているのではないのだ。
(A-)

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