sat's blog

2011/02/26

コニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。


コニカミノルタプラザ

〔ギャラリーA〕
フォト・プレミオ2010
奥村久美子写真展「花椿」

プチ廃墟とでも言おうか、生活感のあまり感じられない家の中。どういった人が住んでいるのか、住んでいたのかがわからずに混乱する。
作家の言う「昭和の普通の暮らしぶり」が写っているのかわからない。
(B)

〔ギャラリーB〕
フォト・プレミオ2010
關口寛人写真展「babies」

介護施設での「ドールセラピー」での作品なのだという。それで撮影された老人たちの表情の原因がわかった気がした、認知症の人たちなのだ。前半には良い表情の人たちの作品を並べたが、後半の作品に見せる表情は無表情に近い。
フレーミングも甘い。ムダが多いのだ。スクウェアフォーマットを検討すべきだったろう。
この作家はどういう意図で周辺光量の落ちるレンズを使い(あるいはレタッチか)、彩度を落とし軟調なプリントを作ったのか理解ができない。展示構成の単純さと合わせ、せっかくのモチーフの足を引っ張ってしまってはいないだろうか。
(Aー)

〔ギャラリーC〕
亀山哲郎写真展「ポエヂヤ ~ロシア詩情1987-2004~」

一味違う外国を撮影した作品である。「ちょっと行ってきました」的な外国を撮影した写真展が多い中、この作家の作品は違う。1枚1枚がフォトジェニックであり、作家性の高さを示している。
作家は作品をその内容によって様々な用紙にプリントしている、それが成功なのかどうかは言及しないでおくが、今後自分がどういうプリントを目指したいのかが見えてきたように思う。
(A)

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