sat's blog

2007/06/25

6万6千ボルト! その2

今日は 6万6千ボルト の電気設備を、自分の手で遠隔制御で投入(簡単に言うとスイッチを入れること)した。
前回は現場で投入に立ち会ったから、遮断器の動作音や変圧器の励磁突入電流のショックも鉄損による唸りも味わえたのだけど、今日は10km近く離れた場所での操作なので現実感はまるでなし。
液晶画面から安全装置のロックを解除し、遮断器の投入指令を入れ、確認をクリックすると遮断器のシンボルマークが緑から赤に変わり、「ピンポ~ン」という警告音が状態変化を告げる、たったそれだけ。
いやはやなんという現実感のなさ。

私はどちらかというと現場で指令員に停電手配を要求する立場なんだが、あの現実感のなさには背に冷たいものを感じた。
もちろん、現場でもきちんと停電しているか確認するし、保安接地は取るのだが、ゲーム以上に簡単な操作ははっきり言ってコワイ。

団塊の世代というベテランが職場から次々と姿を消し、促成栽培で現場を良く知らない者たちが設備を作り、運用する。
大丈夫なんだろうな、ニッポン。

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