新潮社 新潮文庫『結婚しよう』アップダイク 著 岩元巌 訳 を読む
久しぶりに読む長編小説である、しかも米国人作家による“ラブ・ストーリー”なんだそうだ。
題名だけで本書を選んだのだが、「結婚しよう」としている男女はそれぞれに家庭のある男女、つまり不倫をしており、離婚し再婚しようというものであった。
小説はどこまでその設定や登場人物にのめりこめるかによって楽しさが変わるのだが、“不倫”をテーマとしていることがわかってから、かなり読むことが辛くなってしまった。
そう、その設定にのめりこめていかないのだ。
著者も離婚をし再婚しているから、自分の体験がこの作品に少なからず影響を出しているのではないかと思う。
しかし、なんだか自分を合理化する男性主人公に嫌気がさし、女性主人公にはなぜこんな男性に魅かれるのかわからなくなる。
「結婚」に幻想を持ちすぎなのだろうか、「不倫」を一面的に悪視するのはおかしいのだろうか。
こういう現実もあるのだろうが、今の私には合わないな、と思うしかなかった。
(C)
題名だけで本書を選んだのだが、「結婚しよう」としている男女はそれぞれに家庭のある男女、つまり不倫をしており、離婚し再婚しようというものであった。
小説はどこまでその設定や登場人物にのめりこめるかによって楽しさが変わるのだが、“不倫”をテーマとしていることがわかってから、かなり読むことが辛くなってしまった。
そう、その設定にのめりこめていかないのだ。
著者も離婚をし再婚しているから、自分の体験がこの作品に少なからず影響を出しているのではないかと思う。
しかし、なんだか自分を合理化する男性主人公に嫌気がさし、女性主人公にはなぜこんな男性に魅かれるのかわからなくなる。
「結婚」に幻想を持ちすぎなのだろうか、「不倫」を一面的に悪視するのはおかしいのだろうか。
こういう現実もあるのだろうが、今の私には合わないな、と思うしかなかった。
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