早川書房 ハヤカワ文庫 JA963『敵は海賊・短篇版』神林長平 著 を読む
本著は、SFマガジン1981年4月号、同1999年9月臨時増刊号、書き下ろし、SFマガジン1984年11月号に発表され、2009年に文庫本として刊行された。
古いものでは約30年前の作品であるが、今読んでも古さを少しも感じないというのはすごいことである。
このシリーズは長編が多いのだが、この本は短編を集めてある。
約20年にわたる執筆期間を感じさせない、ぶれない作品の統一性は驚くべきものである。
作者の成熟とともに作品も難解になっているような気がしていた。
しかし、本著を読む限りにおいてそれは誤解でしかないことを改めて知らされた。
この作家は30年も前から現在まで一貫として質の高い作品を供給し続けているのだ。
ほぼ同世代の作家にひがみを感じてしまうのは、なさけない。
(A+)
古いものでは約30年前の作品であるが、今読んでも古さを少しも感じないというのはすごいことである。
このシリーズは長編が多いのだが、この本は短編を集めてある。
約20年にわたる執筆期間を感じさせない、ぶれない作品の統一性は驚くべきものである。
作者の成熟とともに作品も難解になっているような気がしていた。
しかし、本著を読む限りにおいてそれは誤解でしかないことを改めて知らされた。
この作家は30年も前から現在まで一貫として質の高い作品を供給し続けているのだ。
ほぼ同世代の作家にひがみを感じてしまうのは、なさけない。
(A+)
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