sat's blog

2006/03/04

天邪鬼な写真家

今日、ある公募写真展に作品を応募してきた。

私はつくづく天邪鬼なアマチュア写真家だと思う。

私の所属している写真団体は作品を最後まで自分で完成させることと、主題を明確化させるためモノクロームで作品を作る人が多いが、私の作品はここしばらくカラーばかりである。
しかし、カラーを使うくせに色を省略する、「まるでモノクロームだね」、と言われた写真もある。
だが、色をとことん省略してもやはりカラーでなければいけないものにもっていく、そんな天邪鬼さがある。

先日写真展の見方を書いたとき、タイトルで写真に写っていないものを補う作品を批判した。

今回の私の作品はそれに近いものである、タイトルを読んでもらわないと作品が成立しないのだ。
今回の作品はある部屋の天井を写したものなのだが、特にこれといったものは写っていない。
いや、写っていてはいけなかったのだ。
写っていないことが主題だったのである、そんな作品がはたして審査員の目に止まるだろうか。
たぶんだめだろうと思うが、写っていないことが作品、そんな天邪鬼もありだと思うのだ。

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