sat's blog

2006/02/25

コニカミノルタプラザギャラリーを訪れる

新宿の「コニカミノルタプラザギャラリー」を訪れた。

同社は「カメラ事業、フォト事業の終了」を発表しているだけに同プラザの今後が気になるところ。
新宿駅前の超一等地だけに維持費も嵩むだろうが、同社のコンシューマ事業への復帰を願うこともありぜひ続けていただきたいと思う。

さて、今日は同プラザの新人発掘プログラムである「フォト・プレミオ」入賞者展が二つと水中写真家競作展『命はぐくむ海』が開催されていた。

さて、私の写真展の見方ははっきりいってひどいものだ。
順路に沿ってゆっくり歩きながらただただ流していくだけ。
そのときはキャプションは読まない、写真展を見に行っているのだから写真がすべてを語っていないといけないのだ。
そうやっていて、気になった作品があったら初めて立ち止まりキャプションを読む。
最後まで見てその気になったら全体を見回して目立つ作品を探す。
キャプションを読みたくなるような写真展だと思ったら最初から見直す。
芳名帖はよほど気に入ったときでもない限り書かないことにした。
気に入りもしなかった写真展の作者から丁寧な礼状をもらった事があるからだ、それは申し訳ない。
見せていただいた事に対する感謝の気持ちは目礼ですることにした。

さて、今日は1枚の写真の前で立ち止まることができた。
『パプアニューギニアの子供達』(多津丸 氏)である。

水中写真家競作展『命はぐくむ海』の中の1枚なのだが、同展に参加した他の写真家と視点が違っていた。
水中写真家の作品展だから被写体が水中生物になるのはわからなくもない。
だが、残念ながら生物の生態写真の域を脱しているものはほとんどなかった(生態写真が悪いと言っているのではない)。
多津丸氏の作品は水中から海面上の子供たちを狙い、その笑顔が実に印象的であったのだ。

私のような写真展の見方をしている人はほとんどいないだろう。
自分でも変な見方だと思ってはいるのだが…。

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