sat's blog

2006/09/07

コニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。


■コニカミノルタプラザ http://konicaminolta.jp/about/plaza/index.html

〔ギャラリーA〕
フォト・プレミオ
24人の新しい写真家登場 FOTO PREMIO
向井 直子 [たいせつ]
写真展前半の絵の無造作に切られる足、微妙に傾ぐ線が気になってしまった。
スクウェアフォーマットは難しいと思うのだが、よく使いこなしており隙はない。
視線を迷わせることなく強い写真になっている。
1枚1枚にタイトルをつけているが疑問のあるものも多く、無理やりつける必要があったのだろうかと思う。

〔ギャラリーB〕
フォト・プレミオ
24人の新しい写真家登場 FOTO PREMIO
森下 大輔 [倍音の虹] http://www.geocities.jp/morisita_daisuke/
左手で物の感触を確かめながらも、右手では存在しないもののリアリティを推し量っている。
この二つの運動を一つの体にひきうけることで、ゆらぎは生まれる。
ゆらぎはなんら目的をもたない。増幅し、あるいは減衰し、変調しつつ、ただ欲望している。

作者が何を見、何を伝えたかったか、上の文章を読んでもまるでわからず、何回も作品を見返した。
作者の主観がそのまま機械的に作品に反映するわけもなく、よくわからないのだ。
影の中にある光という対比は強い絵となっている。

〔ギャラリーC〕
天津爛漫 -Tianjin in full bloom- 町田昭夫写真展
海外の写真は、“海外である”ということだけで新鮮である。
その地が中国あたりであれば“日本が捨て去ってきた郷愁のある光景”が広がりひきつけられる。
そういったプラス方向のバイアスを取り除いてみても、銀塩モノクロームのプリントは美しくすばらしい。
写真にメッセージ性がいるのか否か議論があると思うが、やはり私は作者が伝えようとするメッセージを聞きたいと思う。
だとすると作者は何を伝えようとしているのか。
写真の記録性だけではもったいないと思うのだが。

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