sat's blog

2009/09/01

『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』を観る

この作品の原作は、浦沢直樹氏の長編マンガである。

浦沢直樹氏の作品は縦横に伏線を張り巡らし、時には張りっぱなしにしながらも、読者を引きつけていく。
また、大体が20冊を超える大長編であり登場人物も多いため、映画化するのは無理だと思っていた。
この作品が3部作の、日本では例外的な作り方をした映画作品となったとしても、ずいぶんとはっしょったものになってしまったことは否めない。

第1部ではあくまでも原作に忠実に、第2部ではやや離れて、そしてこの第3部では別のストーリーとして進行していく。
映画の制約からこれはやむを得ないのだろう。

原作のエピソード一つ一つが重い意味を持っているからこそ、中途半端にカットすると作品が必要以上に貧弱になってしまう。
だから、だから、しかしもったいないなぁ、これがこの作品を観終わった結論なのである。
(A-)

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