sat's blog

2006/12/02

またコニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。


■コニカミノルタプラザ http://konicaminolta.jp/about/plaza/index.html

〔ギャラリーA〕
緒方範人写真展 The Formation of Tomorrow ☆★
巨大な建築物の写真であるが、けっして“建築写真”ではない。
建築家が意図し、デザインしたものを写し撮ったものでなく、写真家の感性で建築家の意図しないものを切り撮ったものであるからである。
現代建築の繰り返しパターンがこれほど不安を与えるとは思わなかった。

〔ギャラリーB〕
須藤よしたか写真展 ?日々写真記? ★
Lサイズ程度の小さなポラロイド写真を和紙に写し取っているため、ところどころ薬品が流れ出し、ムラが出、和紙のベース色により色が濁り、小さな絵でとても見難い。
こういった写真展、人に見てもらうためのものなのだろうが、「あり」なのだろうか。
写真自体もありふれたもの以下でしかないように思う。

〔ギャラリーC〕
菊池東太写真展 WATERSCAPE
この写真展に展示されている写真は異国の地の大自然である。
見慣れないダイナミックな写真には心打たれるものがある。
しかし、この自然が日本のものであり、多数の“ネイチャー写真家”がおしかけ、大量生産されるような地であったらどうだろうか。
人が撮らないところをとるのも写真家の腕だと思うのだが、どうしても異国の写真は“不公平”だと思ってしまう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]



<< ホーム