sat's blog

2008/01/11

歯医者に行ってから、コニカミノルタプラザ、ニコンサロン、エプソンイメージングギャラリー エプサイトを訪れる

昨日、お茶を飲みながら煎餅をかじっていたら歯が折れてしまった。
虫歯でかけた歯に真鍮のネジを刺しついでもらっていたのだが、どうやら私は知らないところで“歯軋り”をしているらしい。
その真鍮のネジが真っ二つだったそうだ。
昼過ぎから年休を取り、新大久保駅のそばで開業しているとても腕のいい歯科医院に飛んでいったのだが、その腕をしても簡単には直らないという。
観念するしかないのだが、こういうときに限って人と何人も会わなくてはならないのだ。
治療は今日だけでは終わらなかった、削った後の状況を確認し、再度型を採って歯科技工士に歯を作ってもらうしかないのだ。


せっかく年休を取ったのだが時間がずいぶんと空いてしまった。
仕方がないので新宿に出て、コニカミノルタプラザ、ニコンサロン、エプソンイメージングギャラリー エプサイトを訪れることにした。


■コニカミノルタプラザ http://konicaminolta.jp/about/plaza/index.html

〔ギャラリーA〕
2007年アサヒカメラ受賞作品展
「カラープリントの部」「カラースライドの部」「モノクロプリントの部」「組み写真の部」「ファーストステップの部」と5つの部に分かれているが、「アサヒカメラ」の読者写真コンテストで入選してきただけあって、力作ぞろいである。
しかし、各部の選者である瀬戸正人氏、榎並悦子氏、小林紀晴氏、丹野清氏、沼田早苗氏の写真展ではないのか、と思えてきた。
選者それぞれの感性で選んでいるということは、撮影者の最終行為である取捨選択をさらに行うのであるから、どうしても各部に残る作品は各選者の感性により選択されたものになるわけである。
「いい写真」に絶対的なモノサシが無い以上、それはそれで当たり前のことだと思う。
(A)

〔ギャラリーB&C〕
宇宙から見たオーロラ展
観測衛星がプログラムなりセンサーなりによって宇宙空間から自動撮影したオーロラも、写真家 坂本昇久氏が地上から撮りためたオーロラも、同じく美しい。
大自然の前には写真家の感性、人間の感性など小さすぎるのだろうか、疑問に感じる。
(B+)


■新宿ニコンサロン http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/

〔新宿ニコンサロン&ニコンサロンbis〕
第55回ニッコールフォトコンテスト入賞作品展
「デジタルカメラがこれほど多く使われているのか」とつくづく感じさせられた。
約半分はデジタルカメラによる作品であろう。
また、この写真展にたくさんの他社製カメラ(Canon EOS-1, Canon EOS-1n, Canon EOS5D, Canon EOS20D, Canon IXY DIGITAL, Canon IXY DIGITAL 70, Contax G1, Fujifilm FinePics S1 Pro, Fujifilm FinePics Zoom, Hand maid Pinhole Camera, Hasselblad SWC, Leica M6, Leica D-LUX2, Mamiya 6MF, Rolleiflex 2.8GX, Pentax K10D, Pentax *ist DS, Pentax *ist DS2, Ricoh Caplio R6, Ricoh Caplio GX100)があるとは思わなかった。
天下のニコンの余裕の現われなのか、無頓着か。
そんな写真の中身以外のことが気になるほどこの写真展は写真を大切にしていない。
小さなギャラリーなのに展示作品数が多すぎるので、勢い作品のサイズが小さくなる。
入選の組写真に至れば2Lサイズといったところである。
ニッコールクラブの“発表会”としてもひどすぎるのではないか。
(B)


■エプソンイメージングギャラリー エプサイト http://epsite.epson.co.jp/
タナトスそしてエロス 安楽寺えみ 北野謙
安楽寺えみ氏の写真、「何がエロスなんだろう」という疑問が頭の中を駆け巡った。
私が思っていた「エロス」とは間違っていたのかもしれない。
氏の作品に“私のエロス”は全然感じないのだ。
北野謙氏の作品は、「our face」「one day」となじみもあり、わかりやすいものであった。
氏は「our face」では大勢の人々を1枚の写真に重ね合わせることでそのグループの持つ特性を導き出したし、「one day」では1日という呆れるほど長い時間の露出で動きのあるものを消し去った。
“発想力”の勝利である。
(B+)

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