JTBパブリッシング キャンブックス『キハ47物語 ローカル線の主役一般形キハの歩み』石井幸孝 著 を読む
本著は2009年に出版された。
鉄道省~国鉄~JRで使用されていた気動車を解説したものである。
すでに出版されている『キハ58物語』『キハ82物語』『DD51物語』の姉妹編である。
いわゆる「鉄」向けの書籍であり、一般的な書評は難しい。
「鉄」としてみれば、国鉄の「分割・民営」化の騒ぎで関心度が大きく失われたので、国鉄末期以降の気動車の情報にこんなに疎くなっているのかと改めて思い知らされた。
あの騒ぎは労働争議としては国が関与して不当労働行為を行ったものとして未だに裁判闘争が続いているが、鉄道ファンを大きく減らしたものでもあるといえると思っている。
JR各社も発足して22年を超えた。
就職先人気調査で上位に上がる各社であるが、国鉄の負債を背負っていることは忘れてはならない。
また、国民も今のJRの“輝かしい姿”の陰で、多くの負債を背負わされていることを良く知る必要がある。
未だにいろいろと考えながら読むジャンルになってしまった「鉄」の本である。
(B)
鉄道省~国鉄~JRで使用されていた気動車を解説したものである。
すでに出版されている『キハ58物語』『キハ82物語』『DD51物語』の姉妹編である。
いわゆる「鉄」向けの書籍であり、一般的な書評は難しい。
「鉄」としてみれば、国鉄の「分割・民営」化の騒ぎで関心度が大きく失われたので、国鉄末期以降の気動車の情報にこんなに疎くなっているのかと改めて思い知らされた。
あの騒ぎは労働争議としては国が関与して不当労働行為を行ったものとして未だに裁判闘争が続いているが、鉄道ファンを大きく減らしたものでもあるといえると思っている。
JR各社も発足して22年を超えた。
就職先人気調査で上位に上がる各社であるが、国鉄の負債を背負っていることは忘れてはならない。
また、国民も今のJRの“輝かしい姿”の陰で、多くの負債を背負わされていることを良く知る必要がある。
未だにいろいろと考えながら読むジャンルになってしまった「鉄」の本である。
(B)
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