sat's blog

2009/11/24

講談社 アフタヌーンKC534 『カブのイサキ 1』芦奈野ひとし 著 を読む

本著は2007年から2008年にかけて「月刊アフタヌーン」で連載されたものをまとめ、2008年に単行本として発刊されたものである。

またまた悪い癖が出た。
今回は『芦奈野ひとし氏』である、はまってしまったのである。
『ヨコハマ買出し紀行』を待つ間に残りの作品をあさりだした。
古本で集めるという手もあるのだが「新装版」を待つことにしたので、幸いと言うか、既刊は2冊しかないからすぐ揃う。

物語の設定は、「地面が10倍になった世界」なのだというが、『ヨコハマ買出し紀行』の設定、「温暖化で海面が上昇し、穏やかに朽ち果てていく世界」に近いようだ。
本作品も『ヨコハマ買出し紀行』同様、設定は設定としてその中で登場人物の物語は進展するが、設定を主題にはしていない。
登場人物たちのほのぼのとした関係に重点がおかれている。
それがここでは成功しているように思う。

現実のギスギスとしたストレスだらけの世界のアンチテーゼなのかなぁ。
(A)

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