sat's blog

2009/04/24

朝日新聞出版 『アサヒカメラ5月号』を読む

少しでも写真が上達できるようにと『アサヒカメラ』を購読している。

“総合写真誌”である『アサヒカメラ』を読んでいると、写真家の撮ったグラビアより新製品のカメラを紹介しているページを見ていることが圧倒的に多い自分に気がつく。
写真が好きと言っても、プリントされた写真を見るのが好きなのか、いいプリントを作りたいのか、新しい機材を知りたいのか、ビンテージカメラを見たいのか、と分かれてしまうところが“写真総合誌”の弱点でもあろうかと思う。

もっと写真の分野を細分化してしまったらどうなのであろう。
何でもかんでも詰め込んでしまうから、いきおいどの分野もそれなりになってしまっているのではないか。
数ヶ月前に惜しまれながら廃刊(休刊)した『写真工業』という雑誌はカメラそのものに重点を置く雑誌であり、興味深かった。
『写真工業』の行き詰まりはそれを許さないと言うことなのであろうか。

カメラのメカニズムを徹底的に解説する雑誌、写真の撮り方を中心にすえる雑誌、古今の名作と呼ばれる写真を紹介していく雑誌に分野を分けたらどうなのであろうか。
写真雑誌は数あれど、雑誌名こそ変わるものの中身といったら大同小異ではないだろうか。

カメラのデジタル化が急速に進み、写真の撮り方が大きく変わっていく今、雑誌の変革を望むものである。
(B)

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