sat's blog

2009/06/08

種村直樹氏の『日本列島外周気まぐれ列車』ゴール

種村直樹氏のライフワークの一つ、『日本列島外周気まぐれ列車』が6月6日に30年の年月をかけて見事に完結した。
当日は公募写真展『視点』の会場にいたためお祝いに伺えなかったが、私としてもとても嬉しいことである。

種村直樹氏は鉄道旅を中心に旅の楽しさを発信し続けた。
氏の紀行文を読んで旅に出かけられた読者の方も多いと思う。
氏が旅の面白さを語り続けてきたことに、JR各社を始め、民鉄、バス各社等は感謝せねばなるまい。

氏が30年前の1980年6月5日に『日本列島外周気まぐれ列車』を開始した当時は、鉄道といえば日本国有鉄道=国鉄であったし、いわゆる“赤字ローカル線”が全国各地にあり、新幹線は東海道と山陽しかなかった。
30年後の今日、国鉄は“分割・民営”化され、“赤字ローカル線”は根こそぎ廃止されるか第三セクターに衣替えをした。
全国津々浦々を走っていた急行列車、夜行列車は今や風前の灯火である。
30年の年月は国民のために鉄道をどう変えていってしまったのだろうか。

なにはともわれ、種村直樹さん、おめでとうございます。
そして次のお仕事の成功を期待しております。

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