sat's blog

2009/05/13

角川書店 角川文庫『天使と悪魔 上・中・下』ダン・ブラウン 著 越前敏弥 訳 を読む

本著の原作は2000年にアメリカ合州国で発行され、日本版は2003年、2006年に文庫本化された。

『ダビンチ・コード』、出版はもちろん、映画化されそれも大ヒット、テレビジョンでもさんざん流された作品であるから知らない人は少ないと思う。
『ダビンチ・コード』の主人公、ロバート・ラングドンが活躍するシリーズの第1作である。
本作品も映画化され今週末から公開されるから、本作品の方がシリーズ第2作と勘違いする人も多いのではないかと思う。

『ダビンチ・コード』と同じく宗教等のトリビアを散りばめたスピード感あふれるサスペンス小説は、読み手の心を引き付けてしまう。
科学的考証に難はあるが、それはご愛嬌ということにしておこう。

まだ読んでいない方も多いだろうから筋には触れないでおくが、下巻で「破綻してしまったかな」と思わせてからのどんでん返しは思いも付かなかった。
またこれで次の新作を心待ちにする作家が出来たことを嬉しく思おう。
(A+)

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]



<< ホーム