sat's blog

2009/02/19

朝日ソノラマ クラシックカメラ選書8『新M型ライカのすべて』中村信一 著 を読む

本著は1996年に発刊された。

先の『M型ライカの買い方・使い方』に引き続き「ライカ」についての本である。
この本は“ライカ病”患者のために書かれた、“ライカ病”重体者が書いた本なのだ。

「ライカ」についての本は内外を問わず数多く出版されている。
こんなことは「ライカ」以外にはないだろう。

「ライカ」は第二次世界大戦前後には「ライカ1台、家1軒」といわれるほど高いカメラであった。
現在でも決して安いカメラではない。
新品では80万円程度、中古はピンからキリまでだが、自分の歳より作られてから年数が経っているものでも十数万円から数十万円、プレミアムの付いているものは数百万円もする。
こんなカメラは他にはなかなかない。

「ライカ」を語り、「ライカ」に溺れる者は多い。
私には理解できないのだが、使うのではなく集めるのに精魂込めている者たちがかなり多い。
だから、「私にはライカは縁がない」と言っていた。
しかし、「バースディ・ライカを持とう」という宣伝文句には負けてしまった。
そう、2年前に「M3」を購入しているのだ。
その時はそれでおしまいだと思っていた。
しかし、もう一つの「バースディ・ライカ」である「Ⅲf」が気になりだしている。
困ったことだ。
“不治の病”である“ライカ病”に感染してしまったのだろうか。

使ってみると「ライカ」はそれほど使い良いカメラではない。
「ヘキサーRF」の方がはるかに快適である。
だけど「ライカ」なのである。

頭でわかっていても身体が言うことを聞かない、“ライカ病”にはこのような症状があるようだ。
幸いまだ私は「ライカ純正」のレンズを持っていない。
「エルマー」「ズミクロン」に始まるレンズは持っていないのだ、どうだ!

私の“ライカ病”は軽症である、決して重度のものではない。

そう考えることにして、「ライカ」にキズが増えることも気にせず、どんどん使っていこう、そう思うのだ。

(B+)

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