sat's blog

2009/02/17

PHP文庫『阪大医学生が書いたやさしい「がん」の教科書』松澤佑次 監修 駒沢伸泰 著 を読む

本著は2004年に発刊された。

現在、日本人の死因の約3分の1がガンであるという。
ガンに関するものは、解説書、小説、マンガなど多数が出版されている、それだけ関心が高いのだろう。
私もその一人である。
特にガンのメカニズムには興味があり、なぜ人がガンになるのか、なぜガンは人を殺すのかがなかなか不思議でわからないところであった。

本著を購入したのもそういう疑問を解決してくれると思ったからである。
確かに本著の「20歳の頃から多数のガンが体の中にできてくる」というのは、私にとって驚きの新事実であったが、如何せん、書名のとおり「やさしい」内容の本であり、深くガンのことを知ろうと思うものにとっては物足りないのは否めない。

著者は医学部の5年生であるからまだまだ若く、知識も監修者の病院長であり大学の名誉教授にかなうはずはない。
健闘はしているのだが、監修者の手による啓蒙書があれば間違いなくそちらを買ったであろう。

(B)

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