sat's blog

2007/05/16

ストレスがまたも暴発!

ストレスがまたも暴発した。

今回の獲物は、「プラウベル マキナ67」である。
街の骨董屋を冷やかしたのが失敗、物欲に負けてしまった。
明日にはフィルムを買って、週末にはテスト撮影に挑む予定である。

なぜカメラやレンズをまだ買うのかと、野暮なことを聞いてはいけない。
中古カメラ屋や骨董品店には、実は「メンタルヘルス科」という看板がかかっており、カメラやレンズはその処方薬であり、代金は治療費なのである。
ただ、健康保険の適用のない自由診療なので、高額な治療費に頭を痛めることになるのだ。

どうも、「メンタルヘルス科」という診療科は誤解を受けているような気がする。
ぶっちゃけていうと「精神科」なのであるが、患者は一見普通の生活を送っているように見えることから、ただの奇人変人扱いされてしまうのだ。
そう、病気、今の医療レベルから考えると不治の病なのである。

最近、ジェネリック医薬品というパテントの切れた安価に製造できる医薬品がブームであるが、ジャンクカメラロシアカメラという安価な医薬品がこの分野では該当するのだろう。

あとは漢方薬なのであるが、漢方薬に走るほど重病化してないのは何よりなのである。

2007/05/01

コニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。

■コニカミノルタプラザ http://konicaminolta.jp/about/plaza/index.html

コニカミノルタ特別企画展 長倉洋海 写真展
SILK ROAD 「シルクロード」 長倉洋海のであった人と風景


長倉洋海氏は好きな作家である。
安心してみていられる。
この作家にコニカミノルタは〔ギャラリーA〕から〔ギャラリーC〕まで3週間を貸しきるという待遇を与えた。

長倉洋海氏といえば、マスード、アフガニスタン抵抗運動とか、エル・サルバドルの難民キャンプというイメージが強い。
しかし、戦場ジャーナリストかといえばそうでもないような気がする。
戦いの戦士ももちろん採るのだが、戦場に巻き込まれた人間を丹念に撮っている姿勢は長倉洋海氏独自のものである。

大学に探検部に所属して始めた写真、通信社勤務で写真のイロハは叩き込まれたのだろうが、写真学校でのカメラマンではないのである。

しかし、彼の写真に写る人々は生き生きとした顔をし、風景・景色を撮るにも壮大な光景が写っている。

かれはどこでその技術を身につけたのだろうか。


長倉洋海氏は海外を主なフィールドとしているが、日本を主なフィールドとしたい私にとって、写真技術の向上は以下に得たのかに非常に興味がある。

いや撮影だけの技術ではない、取材対象を見つけることからはじめる一切合財の技術だ。

私も写真を始めたときにはあれもこれもと考えたことがあった、しかし、写真故の制約によって何を撮ったら効果的に訴えられることになるのかわからなくなってきた。


ジャーナリストという立場が良いのか、フォトグラファーという立場が良いのか、カメラという武器を持ったアジテーターなのか、そもそもそんなものはナンセンスなのか。

ジャーナリストがいい仕事をしたとき、フォトグラファーがすばらしい作品を発表したとき、嫉妬を感じるのである。