sat's blog

2006/11/26

『尾花』で鰻重を食す

親孝行というわけではないのだが、母を誘い『尾花』(荒川区南千住)に行き、鰻重を食した。
ちょっと贅沢かなとも思ったのだが、特を注文した。
待つこと約40分、この時間を長いと取るか、当然と取るか、店の雰囲気の問題である。
普通の鰻屋で40分も待たされたら心穏やかでないのだが、この手の店では味のうちである。
鰻は臭みもなく限りなくやわらかく美味い。

席数50の店が8割方埋まり、客単価5,000円程度の注文で賑わう。
少なく見て5回転ほどだとすれば1日に1,000,000円の売り上げであろう。
やはり日本の景気は回復しているのだろうか。

2006/11/21

新宿フォトコンテスト2006入賞者作品発表会、ペンタックスフォーラム、EPSON Imaging Gallery を訪れる。

新宿フォトコンテスト2006入賞者作品発表会、ペンタックスフォーラム、EPSON Imaging Gallery を訪れた。

■新都心新宿PR委員会 http://park16.wakwak.com/~shinjuku-pr/
金賞を撮った「LAVERS」はうまいところを見つけた。
人も、所もタイミングも。
あれこれ考えないで素直にいったのがよかったのかな。

■ペンタックスフォーラム http://www.pentax.co.jp/forum/
米 美智子 写真集「光の音色~やさしい時間の中で~」 ☆☆★
このネイチャー写真は「モノクロだ」といいたいほど色が制限されている。シンプル大胆なんだけどカラーでなかれがだめな写真なんだろうなぁ

2006/11/01

「自動車絶望工場 -ある季節工の日記-」を読む

しっかりした本が読みたくくなり、近くの古本屋で「自動車絶望工場-ある季節工の日記-」(徳間書店 鎌田慧 著)を買い(200円)、読んだ。
最近はほんの読むスピードが落ちているので3日くらいかかるかな、と思ったのだが1日で読みきってしまった。
作者の文章力がひきつけてしまうのだ。

このルポルタージュ作品の傑作は1973年初版だから30年以上前の作品である。
まるで『女工哀史』の世界である、自ら応募してきた奴隷というべきか。
読んでいてとても30年以上前の話と思えなくなった、
インフォーマル組織による戦う労組破壊、労使協調政策による労働者の絶望感、繰り返される“カイゼン”が労働者の人間性を破壊していく。
これが世界に誇るトヨタのカンバン方式として導入を図られているものの本質か。
30年前を少しも変わっていないのではないか。

日本という国はこれだけ国民をいじめつくしてどこへ行こうというのだろうか。
その先がどんなに「美しい日本」であっても、さぞかしすみにくい国なんだろうと思う。