sat's blog

2011/02/27

小学館 BIG COMICS 「鉄腕バーディEVOLUTION 7」付録『ゆうきまさみ30+1』 ゆうきまさみ 著 を読む

本著は2011年に「鉄腕バーディEVOLUTION 7」の付録として刊行された。

この作家は昨年末に「ゆうきまさみ開業30周年!記念企画展」を開催した。
そのときに寄せられたお祝いイラストに自作のイラストを付けて刊行されたのである。
己の記念すべき年に様々な企画が立てられる、幸せな作家である。
(A)

2011/02/26

小学館 BIG COMICS 『鉄腕バーディEVOLUTION 7』ゆうきまさみ 著 を読む

本著は2010年から2011年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌で連載されたものを2011年に単行本として刊行された。

今の漫画は昔のように単純な善悪では読者が満足しない、作家は大変である。
しかし、その努力が漫画を小説のように発展させてきた原動力だろう。

この作品の世界もどんどん広がっていく。
主人公が自分の所属している世界の正当性を疑う必要に迫られている。
そして追跡していた“テロリスト”の正義に触れる。
これからの展開にはまだひねりがあるのだろう、楽しみである。
(A+)

小学館 BIG SPIRITS COMICS BC3648 『電波の城 12』細野不二彦 著 を読む

本著は2010年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌で連載されたものを2011年に単行本として刊行された。

なかなかテンポが速く、数ヶ月に一度出る単行本ではいらだたしくなる。
少々暗すぎるところがあるが、次がどうなるかはらはらして待ちどおしい作品である。
(A)

角川書店 Kadokawa Comics A KCA148-12 『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画 11』GAINAX・カラー 原作 髙橋脩 漫画 を読む

本著は「月刊少年エースA」連載されたものを2011年に単行本として刊行された。

本著も「新世紀エヴァンゲリオン」の数ある“派生作品”の一つである。
まぁ、マシな方であるか。
でもいい加減飽きてきた、もうそろそろ止めた方がいいと思う。
そんなに漫画界は甘いものなのかと誤解を生む。
(B)

コニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。


コニカミノルタプラザ

〔ギャラリーA〕
フォト・プレミオ2010
奥村久美子写真展「花椿」

プチ廃墟とでも言おうか、生活感のあまり感じられない家の中。どういった人が住んでいるのか、住んでいたのかがわからずに混乱する。
作家の言う「昭和の普通の暮らしぶり」が写っているのかわからない。
(B)

〔ギャラリーB〕
フォト・プレミオ2010
關口寛人写真展「babies」

介護施設での「ドールセラピー」での作品なのだという。それで撮影された老人たちの表情の原因がわかった気がした、認知症の人たちなのだ。前半には良い表情の人たちの作品を並べたが、後半の作品に見せる表情は無表情に近い。
フレーミングも甘い。ムダが多いのだ。スクウェアフォーマットを検討すべきだったろう。
この作家はどういう意図で周辺光量の落ちるレンズを使い(あるいはレタッチか)、彩度を落とし軟調なプリントを作ったのか理解ができない。展示構成の単純さと合わせ、せっかくのモチーフの足を引っ張ってしまってはいないだろうか。
(Aー)

〔ギャラリーC〕
亀山哲郎写真展「ポエヂヤ ~ロシア詩情1987-2004~」

一味違う外国を撮影した作品である。「ちょっと行ってきました」的な外国を撮影した写真展が多い中、この作家の作品は違う。1枚1枚がフォトジェニックであり、作家性の高さを示している。
作家は作品をその内容によって様々な用紙にプリントしている、それが成功なのかどうかは言及しないでおくが、今後自分がどういうプリントを目指したいのかが見えてきたように思う。
(A)

2011/02/15

『でんしゅ』を呑む

『でんしゅ』を呑んだ。
山廃仕立『でんしゅ』を呑んだあとではむなしさえ感じる。
上手い酒を呑むということの“後遺症”である。
でも、上手い酒は呑みたいと思う。

2011/02/13

コニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。


コニカミノルタプラザ

〔ギャラリーA〕
菊池和子写真展 PORTUGAL -時との語らい-

とてもリラックスできる写真展である。
ポルトガルに住み着いてまでして撮った作品は“旅写真”なんかではなく作家の日常になっている。
作家の言う「スローな暮らし」が1枚1枚の作品から染み出てくる。
刺激的な“絵”はないのだが、これがポルトガルの“スローな姿”なのだろう。
少し軟調にあげたプリントも良い。
デジタル処理ではない銀塩の上手いモノクロームはとても美しい。
(A)

〔ギャラリーB〕
山﨑雅子写真展 せっせっせっ

背中をモチーフとした写真展である。
表情で語らず、人を背中で語らせるとはなかなか上手い作家だ。
この作品の背中は口よりも雄弁に語りかけてくる、成功である。
この写真展も銀塩モノクロームであり、これもとても美しく静かな作品だ。
(A)

〔ギャラリーC〕
川口和之写真展 PLATINUM FOREST

中版デジタルバックの写真展である、と言ってしまう。
プリントは、さすがは中版デジタルバックの実力を如何なくなく発揮している。
しかし、そこに写されている作品はどうなのであろうか、疑問が残る。
もちろん、基本的なテクニックを外すことはないし美しいのだが、もう一歩踏み込みが欲しい。
中版デジタルバックのショールームに来ているのではないのだ。
(A-)

2011/02/12

「趣味の献血運動」

「趣味の献血運動」で渋谷ハチ公前献血ルームに行って来た。

「趣味の献血運動」と言ってもなかなか努力を要する。
特に寒い日の朝一番は注意が必要だ。
起きがけと寒さと急ぐことで血圧が上昇する、ちょっと血圧が高いのでやばいのだ。

今回も136-86で大丈夫だったが、少し痩せようと思う。
健康の自己管理に「趣味の献血運動」は大いに役に立つ。

2011/02/06

角川書店 ASUKA COMICS DX 『新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ探偵日記 02』GAINAX・カラー 原作 吉村工 漫画 を読む

本著は2010年から2011年に「ASUKA」誌で連載されたものを2011年に単行本として刊行された。

前にも書いたが、「新世紀エヴァンゲリオン」は“派生作品”が多すぎる。
今の読者はオリジナルを知らないだろう。
出版社はもうこうした、言ってしまえば読者をバカにしたやり方を止めるべきだ。
(C)