sat's blog

2011/04/22

講談社 アフタヌーンKC747 『カブのイサキ 4』芦奈野ひとし 著 を読む

本著は2010年から2011年にかけて「月刊アフタヌーン」で連載されたものをまとめ、2011年に単行本として発刊されたものである。

この作家の世界観はなんだかぬるいお湯につかっているようで、好きだ。
前作「ヨコハマ買い出し紀行」も何回も読み直すのだが、飽きない。
月刊誌に1本だけの連載のようなのだが、もっと作品を読んでみたい作家だ、頑張って欲しい。
(A)

2011/04/20

集英社 『数奇です! 壱』山下和美 著 を読む

本著は「YOU」誌で連載されたものを2011年に単行本として刊行された。

人間観察の上手い作家が自分自身を題材にしたエッセイマンガである。
この作家、自分自身にも容赦のない人間観察の視線を浴びせ、そこにギャグの要素をまぶしてある。
数奇屋を造る、これが実現するかしないかわからない、ちょっとどきどきする進行が面白い。
しかし、数奇屋かぁ、造るものも作品と同じで人とは違う。
赤の他人の目線で人のドタバタ劇を楽しませていただこう。
(A)

2011/04/15

小学館 少年サンデーコミックスゲッサン SSC-2829 『QあんどA 4』あだち充 著 を読む

本著は2010年から2011年に「ゲッサン」誌で連載された作品を2011年に単行本として発刊したものである。

この作家、「マンネリ作家」の作品はタイトルを見忘れると何を読んでいるのかわからなくなってくる、しかし、安心して読んでしまうのだ。
この「マンネリ」、この作家の大きな才能なんだろうなあ。
(A)

徳間書店 RYU COMICS 『とり・みきリリカル作品集 クレープを二度食えば』とり・みき 著 を読む

本著は2011年に発刊された。
ギャグ作家であるこの作家のリリカルな作品を集めたものだ。
表題の作品は今から約20年前に発表されたものであり、初めて読んだ時はなかなかのできでの作品だと思ったものだ。
この作家には「石の音」という作品もある、SFばかりだと違うものも描いてみたくなるのだろう。
この作家のギャグ以外の作品も読んでみたくなる、そんな作品集である。
(A+)