sat's blog

2011/05/30

小学館 BIG COMICS BC3835 『ダブル・フェイス 24』細野不二彦 著 を読む

本著は2010年から2011年に「ビッグコミック」誌で連載されたものを2011年に単行本として刊行された。

24巻で週末が近いと感じたのだが、その勘が当たった。
全巻を通して見ると最初の頃は短いエピソードの繰り返しであり、作家も試行錯誤していたように思う。
それが、後半になって最大の敵役を出すことによって物語の骨格が固まり、一気に終結に向けて走り出したように思う。
前半と後半の繋がりが少しぎこちないことを除けば、最後の盛り上がり方など傑作であると言える。
次回作に期待しよう。
(A)

2011/05/23

講談社 モーニング KC2001 『BILLY BAT 6』浦沢直樹 著 ストーリー共同制作 長崎尚志 を読む

本著は2010年から2011年に「モーニング」で連載された作品を2011年に単行本として発刊したものである。

この作品の序盤はぼちぼち終わりらしい。
いくつかの謎の答えが示され、登場人物も出揃ったと思う。
しかし、この作家たちは一筋縄ではいかない。
中盤に入ってもまだまだ謎が出てくるであろうし、ストーリーも一捻りでは済まないだろう。
これからどこへ向かってストーリーを進めていくのか、期待は裏切らないだろうと思うが。
(A)