sat's blog

2006/08/31

なぜ今オリンピックなのか

福岡市と東京都がオリンピックの誘致を競い、日本オリンピック協会としては東京都を開催候補地として決めたという。

さて、なぜ今オリンピックなのだろう。
へそ曲がりの私はすんなりと賛成ができない。
だいたいスポーツはするものであって、見るものではないと思う。

各競技団体は“する場”を整備するチャンスとしてオリンピックを見てはいないか。
元々この国はスポーツをする場が貧弱だ、一気に整備するにはいい機会と思っても当然だとは思う。
しかし、オリンピック会場という明らかにオーバースペックの“する場”は必要なのだろうか。

多額の公金を投入して整備する、これで一番喜ぶのは誰なのだろうか、明らかであろう。

2006/08/30

踏切トラブルを目にする

今朝出勤の途中、トラックが荷物を踏切のワイヤーに引っ掛け、切ってしまうトラブルに居合わせた。
幸い切れたのが高電圧が加圧されているトロリー線でなく、切れたワイヤーが人にあたる事もなかったため障害事故にはならなかった。

不思議なものでそういった場に居合わせると度胸が座るのか、必要な連絡先に通報し、うろたえる当事者を確保し、関係者が到着するまで坦々と物事を処理することができた。

しかし、どこに危険が潜んでいるかわからない。
安全に見えても一歩踏み外すと危険が待ち受けていることを改めて感じさせる事件であった。

2006/08/25

コニカミノルタプラザに立ち寄る

コニカミノルタプラザを訪れた


■コニカミノルタプラザ http://konicaminolta.jp/about/plaza/index.html
〔ギャラリーA〕
フォトプレミオ 石川 卓 [Animal Portraits]
「動物好きである」という作者が「肖像画風に仕上げた」と呼ぶ、比較的わかりやすい写真展である。
デジタル写真をモノクローム処理したまでは良いが、プリントをセピアにしたり温黒調にしたり、そういったことにどれだけの意味があったかは疑問に感じる。

〔ギャラリーB〕
フォトプレミオ デノカミ イマコ [out of place]
街の中から“違和感”を拾い出してくるという方法論は私と同じなのだが、作者の“違和感”に同調できないのか、非常に落ち着かない。
たぶんデジタルで撮られた写真の色、そのどぎつさにあるのかもしれない。
姿かたちのおかしさに色まで誇張して補強してしまったのはやりすぎではなかったろうか。

〔ギャラリーC〕
世界の自然観察BBS http://www.itozaki.com/3-bbs/joyfulyy.cgi 2コマ写真展
元々はインターネット上で行われていた自然観察BBSから発展した写真展なのだという。
しかし、単に自然観察という絵ではなく、なかなかフォトジェニックに仕上がっている。
2コマで1作品というしばりも、裏表、白黒、初めと終わりというように単純化し比較でき、うまくやっているなと思える。

2006/08/24

デジタル一眼戦争の脇で

キヤノンが EOS KissデジタルX http://cweb.canon.jp/camera/eosd/kissdx/index.html を発表した。
ニコンが D80 http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d80/index.htm を発表しているので時間の問題と思ったが、間髪をいれずに出してくるところがキヤノンのキヤノンらしいところか。
EOS 30D http://cweb.canon.jp/camera/eosd/30d/index.html の後継機もフォトキナ http://www.koelnmesse.jp/photokina/ 開幕直前には発表されるのではないかと思う。

しかし、私の物欲を刺激したのは新標準レンズ EF50mm F1.2L USM http://cweb.canon.jp/ef/lineup/standard/ef50_f1.2l/index.html である。
EF50mm F1.0L USM が環境に影響する材料が使えなくなり製造中止になってから、天邪鬼な私にとっては垂涎の的の品となっていた。
ただ、希少価値ゆえに最近中古価格が暴騰し、手が出せなくないままネットオークションを眺めていた。
そこにこの製品発表である。
“たったの半絞り”を諦めれば、ツァイスレンズ並みの価格(高いが…)で入手することも夢でないのだ。

ここしばらくキヤノンレンズには欲しい物がなかったのだが、物欲を刺激するものが出てきた。
キヤノンもまことに商売がうまい、と思う。

2006/08/23

無花果を食らう

無花果を食した。

昔、家の庭に無花果の木が2本ありたくさん実らせていたのだが、子供のころはあまり食べることはなかった。
歳を取り好みが変わり、無性に無花果が食べたくなる。
果物は柿を唯一の例外としてどれもが好きである。
特に柑橘類には目がない。
この時期、西瓜もあれば桃もある、梨も葡萄もある。
しかし、無花果がなぜか食いたいのである。
なぜだろうと思う、そして、もしかしたらと思う。

洗えばそのまま食べられる、食うのに手間がかからない。

これが理由だと思いたくないのだが、案外私の食い意地はだらしないのかもしれない。

2006/08/19

コニカミノルタプラザ、新宿ニコンサロン、ペンタックスフォーラムを訪れる

コニカミノルタプラザ、新宿ニコンサロン、ペンタックスフォーラムを訪れた


■コニカミノルタプラザ http://konicaminolta.jp/about/plaza/index.html
〔ギャラリーA〕
第10回コニカミノルタフォトクラブKC写真展 駅
この写真展の“縛り”は「駅」というお題と、3枚構成の組写真ということだ。
うまく組めているものもあるが、ただ3枚並べただけというものが多い。
写真展の日程とお題も決まったので、「撮りに行かなくては」とあわてて写しに行ったものがほとんどではないか。
撮影者自身が楽しみながらやっている写真展である、というのが救いではある。

〔ギャラリーB〕
日本ローライクラブ写真展
ドキュメント写真、スナップ写真好きの私にとって、スクウェアフォーマットはどこか落ち着かないフォーマットである。
このクラブの構成員にとって「ローライとはスクエアフォーマットのローライフレックス」であり、135フォーマットのRFではないのである。
スクウェアフォーマットの特性なのかこのクラブの体質なのかわからないが、造形的デザイン的な絵が多く、好いものも多い。

〔ギャラリーC〕
第13回NHK学園写真展 ~撮影の旅から~
典型的な先生が教える写真教室の発表会で、その限界を示している。
一人1枚単写真の出品だが、飛び抜けて良いものがあるわけでなく同じ撮影会の同じ絵柄のものもあり全体に低調である。

コニカミノルタプラザは3ギャラリーともクラブの写真展であったが、いずれも残念ながらそれゆえに低調であったように思える。


■新宿ニコンサロン http://www.nikon-image.com/jpn/activity/salon/
〔bis21〕
ニッコールクラブ十勝支部写真展 四季の響き
このクラブの特色なのだろうか、風景と動植物ばかりの写真展である。
このような写真はよほどのものでない限り、「いつかどこかで見た」ものばかりであり、なかなか共感できるものはない。
ネイチャーフォトに私が近づかない理由でもある。

〔ニコンサロン〕
島が消える 太田昭生写真展
久々に見に行ってよかったと思った写真展である。
写真展の名のとおり島が消えていこうとしている姿が素直に伝わってくる。
また構成もよく、リズムよく見ることができた。
太田昭生氏の身近な素材でもあるのだろう、よく熟成されている。


■ペンタックスフォーラム http://www.pentax.co.jp/forum/
井上六郎写真展 【マイヨ・ジョーヌ】
「さすが」と思う写真展である。
単にスポーツ写真というだけでなく、風景写真だったり、造型写真だったり、スナップ写真であったり、いろいろな要素を見事にこなしていた。
また、カラーでなくてはならなかった写真たちであった。

2006/08/16

ゲド戦記を観る

「ゲド戦記」を観た。

かなり酷評を受けている作品なので心配していたのだが、まぁ失敗作ということではないとは思う。

だが、宮崎駿氏作品と比較すると明らかにスケールが小さい。
駿氏の飛翔感を宮崎吾郎氏は引き継がなかったようである。
駿氏は音楽の使い方も非常に効果的でうまいと感じるのだが、そこもまだまだだ。

ジブリ作品となると、宮崎駿氏、高畑勲氏らベテラン監督の作品と同等以上の質を要求されるから大変だと思う。
「ゲド戦記」という長編物語を2時間程度の映画1本にしてしまうは無理がある。
それを新人監督に任せてしまったのは、いささか乱暴だったのではないだろうか。

キヤノンギャラリーを訪れる

キヤノンギャラリーを訪れた。

京都「まちなかのかたち」 山田 訓生 氏
京都の街の中に点在している“かたち”を切り取ってきた作品である。
京都古来の“かたち”をこれでもかこれでもかと撮っている。
一枚一枚を見ているとよく撮っていると思うのだが、写真展全体を流すとリズムが単調で少々飽きが来てしまう。
額装でプリントが小さく見えてしまうことも原因なのかもしれない。

2006/08/15

富士登山断念

富士に登ろうと思いあれこれ準備してきたが、出発直前に天候不順のため中止した。
まことに残念である。

富士は7月1日の山開きから山小屋が閉まり始める8月31日までが初心者にとってのシーズンだが、7月前半は梅雨、8月後半は台風となかなかスケジュールを立てるのが難しい。
休みを取るか週末に行くか迷ったのだが、盆の年休消化を充てることにした。
登山用品を買い集め、山小屋とバスの予約をしてあとは天気だけ、と思っていたのだが予想より早く台風がやってきてしまった。
登山初心者としては中止を選択するしかない、と判断した。

まぁ、仕方がない。
来年再挑戦しよう。