sat's blog

2007/12/23

病院にストレス治療と薬にもらいに行った後、父の病院の面会時間まで間があったのでコニカミノルタプラザを訪れた。

病院にストレス治療と薬にもらいに行った後ピザの半やけ食いをしたが、父の病院の面会時間まで間があったのでコニカミノルタプラザを訪れた。

■コニカミノルタプラザ http://konicaminolta.jp/about/plaza/index.html

〔ギャラリーA〕
新田樹写真展 「樹木の相貌 RUSSIA~CAUCASUS 1996~2006」

前半の20世紀末に撮られた写真、作者はプロフェッショナルフォトグラファー故、故意にやっているのであろうが荒れた粒子、濁ったトーンがなんとなく重苦しい。
それがソビエト連邦からロシア連邦に生まれ変わった混乱期を表現しているとしたら、作者の意気込みが空回りしているとしか思えない。
後半の21世紀初頭の写真は前半と比べ粒子の荒れは目立たなくなっているものの撮り方には大きな変化は感じられない。
濁った重々しいトーンはみるものの気持ちを重くする。
ロシア連邦という国がそういった国なのだろうか、作者の撮影姿勢なのではないかと思うのだが…。
(B)

〔ギャラリーB〕
九州産業大学大学院芸術研究科写真専攻 「Tow+Scape」 任 真/シム ウヒョン

[任 真]
カラーであるが故か大連の姿なのか、都市に変貌していく街が好意的に撮られている。
前半と後半、イメージが大きく異なるが、特に後半“赤”を主体に派手な絵で街の活気を撮ったのだろうか。
しかし、自分の故郷ならもっと踏み込んで撮れたろうし、表現も深くなったと思う。

[シム ウヒョン]
「~人間は社会の重要な構成員なのか、はたまた単なる消耗品であるか、私が写真を撮るのはそのテーマを探求するためです」と言いつつ、作品は明らかに後者の視線で撮っている。
そこに違和感を感じさせないと救いがなくなってはこないだろうか。
(B)

〔ギャラリーC〕
「Bolshoi Ballet behind the scenes ボリショイ・バレエー美の舞台裏」 photographs by Peter Blakely http://WWW.PETERBLAKELY.COM

ボリショイ・バレエー団の日本公演前の舞台裏をとった写真展である。
団員の緊張した表情が、本番以上に写しこまれているような気がする。
完成された舞台の裏でどんな努力がされているのか、良く伝わる作品である。
(A)


コニカミノルタプラザを出て友人に、毎年所望されている会社のカレンダーを届けに行った。
当初は一流写真家を起用してまあ見ていても綺麗なものだったのだが、コストダウンがカレンダーにもおよび写真事務所から適当な写真を買い集めて作ったものになってきた。
こうしたところからも「写真」という芸術は身近なものであるのに軽く見られているな、と思わざるを得ない。


父の病院にはほぼ寝たきりになっている父に映画を見せに毎週通っている。
レンタルビデオ屋は利用することがないと思っていたが、今はなくてはならないものである。
父は「時代劇がいい」と言っていたが、邦画は数えるほどしかない。
あっという間になくなってしまった。
ハリウッドの物量の前に、現代劇を含め邦画はよく闘っているとは思うが、如何せん選択肢が少なすぎる。
最近は「スタジオジブリ」が続いていて、今日は「千と千尋の神隠し」であり来週は「ハウルの動く城」の予定である。
父はじっと画面を見ているが、「面白い」とも「つまらない」とも言ってはくれない。
もともと言葉が少ない父のこと、気にはしないがもう少し意志の疎通があれば良いと思うのだが…。

2007/12/16

NISSAN GT-R

NISSAN GT-R を見た。
いま注文しても納車は来春以降という超人気車であり、ポルシェ911ターボ と同等以上の性能でかつ半額以下という破格のクルマである。
たぶん、注文開始と同時に注文した恵まれた方のクルマなんだろう。

それは一瞬のことだったが、明らかに走りが違った。
驚いたのは加速の良さの割にはとても静かなのである。
R32~R34 はパワフルな音がしてハイパワーのクルマがゆっくり走っているんだなぁ、と思ったものだが、NISSAN GT-R はまた別物であった。

到底買える金額ではないのであるが、実車を見てやはり欲しくなってしまったのである。