sat's blog

2011/09/30

小学館 BIG SPIRITS COMICS SPECIAL BCS4095 『チャンネルはそのまま!【HHTV北海道★テレビ】 4』佐々木倫子 著 を読む

本著は2010年から2011年にかけて「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌で連載された作品を2011年に単行本として発刊されたものである。


本作品のようなコメディもリアルな設定の上に成立させていると、取材も大変なのだろう。
週刊誌に不定期連載されている本作品は月刊誌程度のペースである。
もっと読みたいと思うのだが、作品レベルを下げないためには今のペースがいいのだろう。
しかたない。
(A)

小学館 BIG COMICS BC4110 『鉄腕バーディEVOLUTION 9』ゆうきまさみ 著 を読む

本著は2011年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」誌で連載されたものを2011年に単行本として刊行された。


前回、この作品を「長い物語を飽きさせずに続ける作家の力量には感心する」と書いたが、アイディア協力に3名が参加しているとの事、少し安心した。
もちろん協力者がいることによってこの作家に才能がないという気はない。
しかし、協力者との共同作業によってより楽しめる作品になるのなら、それはいいことだ。
もっともっと楽しませてもらいたいものだ。
(A)

2011/09/29

コニカミノルタプラザを訪れる

コニカミノルタプラザを訪れた。


コニカミノルタプラザ

〔ギャラリーA〕
コニカミノルタプラザ特別企画展 スティーブ・ブルーム写真展 「SPIRIT OF THE WILD」

大自然の野生の動物を望遠レンズで一瞬を写し撮る技術に脱帽する。
作品は活き活きと躍動感があり、野生の息吹があふれている。
素晴らしい野生と、それを作品にまとめた作家に感激した。
(A)

2011/09/27

本の泉社 『撮る自由 肖像権の霧を晴らす 改訂版』丹野晃 著 を読む

本著は2009年に発刊され、2010年に改訂版として発刊された。

本著で触れる内容は日頃から撮影時に思っていたモヤモヤ、不安感に切り込んだものである。
この10年、人にレンズを向けると不審者扱いを受けるという理不尽な眼にあうことが多くなった。
多くの写真展から日本でのスナップ写真が消え、寂しい思いをしたものだ。

しかし、本著では明確な権利、線引きを示すことはなかった。
それはまだ肖像権、撮影権、著作権が成熟していない現在の日本の限界でもある。
この問題に対し、本著が議論のきっかけになることを期待するものである。
(A)

2011/09/24

講談社 モーニングKC2056 『山下和美音楽短編集 ノクターン』山下和美 著 を読む

本著は『天才柳沢教授の生活』『不思議な少年』から音楽にちなむ作品をセレクトして2011年に発刊された。

本著では『夫婦の音色』が特に気に入っている。
この作家の人間観察力は優しくていい。
この作家のもともと持っている資質であろうが、青年誌で活躍を始めた頃から顕著になったのでないかと思っている。
もっともっと楽しみ感動する作品を期待するものである。
(AAA)

講談社 モーニングKC2029 『山下和美音楽短編集 コンチェルト』山下和美 著 を読む

本著は『山下和美短編集』『天才柳沢教授の生活』『不思議な少年』から音楽にちなむ作品をセレクトして2011年に発刊された。

この作家の実力は本著に収録された『ROCKS』一作品を読んだだけでも充分わかる。
リストラにあった初老の男をこんなにかっこよく描くことができる力量を持った作家はそうそういやしない。
本著にある作品はすべて再読であるのだが、初めてであったように新鮮で感激である。
この作家にはもっともっと、これら以上の作品を描いてもらいたいと思うのだ。
(AAA)

2011/09/17

久須美酒造『夏子物語』を呑む


久須美酒造の『夏子物語』を呑んだ。

久須美酒造の酒で初めて呑んだ『夏子の酒』を久しぶりに呑んだ。
この酒はさわやかで旨い酒である。
こんな酒がいつも買えると幸せなのだが…。
(AA)

2011/09/14

映画『ミケランジェロの暗号』を観る

この作品、ナチスとユダヤ人とのミケランジェロの絵画をめぐるシリアスなドラマだと思っていた。
しかし、三谷幸喜氏ばりのコミカルなドラマになっているのに驚いた。
どうも「ナチス」と「ユダヤ人」という言葉にステレオタイプで反応しているようだ、反省。
もちろん批判的な視線は厳しいのは間違いはない。
こういった作品を作り上げる力量はたいしたものである。
(A)

2011/09/13

徳間書店 RYU COMICS 『青空にとおく酒浸り 5』安永航一郎 著 を読む

本著は2009年から2010年に「月刊COMICリュウ」に掲載された作品を2011年に単行本として刊行したものである。

この作家の下品さは止まることを知らない、が、面白いからいいのだ。
作家曰く「貧乏くさいよつばと!」が「非人道的じゃりん子チエ」になってしまった、というのも核心を突いている。
この下品パワーが掲載誌を廃刊に追い込んでしまったのだろうか、果たしてリニューアルに生き残れるのだろうか。
(A)

2011/09/11

三崎漁港でクロ鮪を喰らう

三崎漁港まで鮪を喰らいに行った。
ちょっとした贅沢である。

食す前に撮影を忘れ、食べて出してしまってからの撮影。
いや~、わざわざ喰らいに行くだけのことは充分にあった。
喰らったのは「たち吉」、大満足である。
(AA)

2011/09/10

久須美酒造『純米吟醸 亀の王』を呑む


久須美酒造の『純米吟醸 生貯蔵酒 亀の王』を呑んだ。

久須美酒造は尾瀬あきら氏の『夏子の酒』に接っし、『夏子物語』を呑んで以来のファンである。
正直言って「辛口」が好きな私にとって“甘い”なと感じる酒も多い、この酒もそうである。
しかし、旨いのである。
大手酒造メーカーの酒はしばし呑んでいないのだが、今の日本酒の大多数はどうなっているんだろう。
真面目に作っていない? そんなことはないのだろうか。
今、ビールと日本酒とウィスキーにはまっているのだが、なぜかと言うと真面目に造った酒にである確立が比較的容易だからである。
まじめに造った酒は旨い、真面目な酒蔵が増えて欲しいと思うのだ。
(A+)

2011/09/07

エンターブレイン 『中国嫁日記 一』井上純一 著 を読む

本著は2010年から2011年にWebで公開された作品に書下ろしを加えて2011年に単行本として発刊したものである。

実は昨日、Webの作品をすべて読んだ。
電車の中でタブレットで笑いをこらえながら読むのは苦しいものがあった。
で、結局は書籍を買ってしまったのである。
マンガはやっぱり書籍で読んだ方が楽しめる。
今晩は布団の中で楽しむことにしよう。
(A+)

2011/09/01

映画『うさぎドロップ』を観る

この作品、実は何の期待もなく観に行ったのである、そう映画の日であったので。
しかし、良い意味での“裏切り”にあったのだ。
俳優たちはいい仕事をしていると思うし、脚本もあれもこれも入れようと欲張らなかったのが良い。
この作品の原作は宇仁田ゆみ氏の少女コミックだといい、物語はもっともっと長いもののようだ。
この作品、上映も好調のようである、「うさぎドロップ2」の企画が進んでいてもおかしくはない。
しかし、わずか6歳の芦田愛菜氏にまで嫉妬してしまうとは、我ながら情けなくなる。
(A+)